【飛行機のプロが教える】赤ちゃん連れでも安心・快適な席の選び方 0〜2才編

ゆりか

こんにちは、ゆりかです。
今回は、航空会社で5年以上勤務の経験あり◎
プライベートで飛行機には300回以上搭乗◎

自称、飛行機のプロが
【赤ちゃん連れでも安心・快適な席の選び方 0〜2才編】を丁寧に解説するよ。

赤ちゃん連れ

今度、赤ちゃんを連れてはじめての
帰省をすることになったけれど、、
・赤ちゃんと飛行機に乗るのが心配
・騒いで周りの人に迷惑をかけたらどうしよう

・席にお金は掛けられない(ビジネスクラスは嫌だ)
・少しでも快適に過ごせる席が知りたい

これらの悩みを解決する内容になっています。

一言で『快適な席』と言っても、飛行機の大きさや座席のクラスによっても全く異なります。なので、この記事では、一般的な飛行機の大きさ別に普通席での

【赤ちゃん連れでも安心・快適な席 0〜2才編

を解説していきます。

目次

赤ちゃん連れでも安心・快適な席の選び方

赤ちゃん連れでも安心・快適な席の選び方


赤ちゃんを連れてはじめての帰省や旅行。とっても楽しみなはずなのに、頭に浮かぶのは不安だらけ、、家にいても大変なのに、何時間も飛行機に乗るなんて。

特に月齢数ヶ月の赤ちゃんは、数時間おきにミルクを飲ませ、オムツを替えて、大忙し。想像しただけで飛行機に乗るのが億劫になってしまいますが、座席選びを工夫するだけで、ご両親の負担がだいぶ軽減されます

それではまず、前提からお話しします。この先を読む前に、この4点だけ念頭に置いてください。

✓大前提

  1. 希望の席を予約出来るかは、搭乗する瞬間まで分からない
    ・突然の不具合などで、当日機材が変更になることもあります。空港職員でさえもその瞬間まで予測できません。
  2. 機内では何が起こるか分からない
    ・天候不良による揺れや緊急事態も多々あります。もちろんCAさんに言えば色々と助けてくれますが、安全上の理由によりお手伝いできない場合もあります。
  3. 天候により赤ちゃんのベットが使えない時期もある
    ・大きな揺れがあったり、飛行の時間が短い時、また緊急事態などでCAさんの手が取られベットが用意できない場合もあります。
  4. 10kg以下の赤ちゃんが必ずベビーベットを使えるとは限らない
    ・この記事では、目安で10kgとしていますが、航空会社によってはベットを使えるのは10.5kg以下とか、身長制限があることもあります。


フライトの長さにもよりますが、基本的に『快適な席のポイント』は同じなので、今回は飛行機の大きさ別に解説していきます。

[200席以上]の中〜大型機

[200席以上]の中〜大型機


ではまず、200席以上の大きい飛行機から見ていきましょう。

国内線では、主に東京−大阪間や、北海道、沖縄などの幹線で多く使われる機体です。
国際線では、アメリカやヨーロッパ、東南アジアなど、どの航空会社でもほぼ大型機が運行しています。

[10kg未満]の赤ちゃんの場合

[200席以上]の中〜大型機
出典:JAL公式HP 機内座席配置

JALのボーイング 777を例に挙げてポイントをおさえていきます。
ズバリ、10kg未満の赤ちゃんを連れている場合、
一番に狙うべき席は

ベビーベットが取り付けられる席です。

ご存知の方は当たり前やん、て思うかもしれませんが、ベビーベットを使用できる席にもメリットデメリットあるので、是非読み進めてみてください。
ベビーベットって?と思う方は是非こちらをご覧ください。


図では、オレンジの枠『乳幼児用寝台』と書かれている箇所です。座席番号で言うと、23列目のDEGHJK、または46列目DEGです。この中でも私のお勧め席は46列目DEGです!それではこの席を選ぶメリット、デメリットを解説します。

✓メリット

  1. ベビーベットを使用できる
  2. オムツを替えられるトイレが近い
    ・ピンクの枠で囲った所です。座席から混み具合も確認でき、空いている時に並ばずに使うことができます。
  3. 足元が広い
    ・前が壁になっていて、普通の席よりも足元が広いです。
  4. 後方の席は比較的子供が多く、周りの目を気にしなくて良い
    ・飛行機の前方には、普段飛行機をよく利用するステータス所持者の方が座ることが多いです。赤ちゃんが騒ぐと、あちらが気にしていなくても、気を遣ってしまいますよね。
  5. CAさんの目が届きやすい
    ・図中▲の非常口と書いてある所には、CAさんが座る席があります。上空でベルト着用サインが消えた後など、CAさんが立ったタイミングでミルクの作成などをお願いすることができます。
    ・泣いていると絵本を持ってきてくれたり、声を掛けてくれることもあります♪両親がついうとうとしてしまった時なども、怪我をしないように、実は目を光らせてくれているので安心なんです。

✓デメリット

  1. トイレの音がうるさい
    ・特に長距離のフライトでは、トイレを使う人が多く、水を流す音が気になってしまいます。
  2. 足元に荷物を置けない
    ・基本的に、前に座席がない席(写真の23列目や45列目、46列目DEG)には安全上の規則で、離陸時と着陸時には足元に荷物を置けないんです。フライト中も、荷物を取り出すくらいはOKですが、基本的にはNGです。
  3. ⭐️壁のすぐ後ろの席は、席の肘掛が上がらない
    ・これ意外と見逃している大事なポイントなんです!図で言うと、23列目DEG、46列目DEGなど前が壁の席がこれに当たります。何が不都合かと言うと、抱っこしていた赤ちゃんが寝てしまい、ベットに置くと起きそうだから、座席で寝かしたい、と言う時など、隣の席が空席の場合、肘掛を上げてそこに寝かせておけばスムーズですよね。それが出来ないんです!

メリット、デメリット両方ありますが、トータルで見ると後方でベビーベットが取り付けられる席は両親、赤ちゃん共に快適に過ごせる確率がぐーんと上がる’’超人気席’’です。

23列目もベビーベットは使用できるのですが、トイレの空き状況が分からない、CAの目が届きにくい、前方は疲れている会社員などが多くて周りの目が気になる(もちろん子供好きな方もいると思いますが)と言う理由でおすすめはではありますが、一番からは外しました。

・ベビーベットはどの航空会社でも使用できるものではありません。機材によって取り付けられない機体もあります。
詳しくは、航空会社のHP、直接電話するなどしてご確認ください。

[10kg以上]の赤ちゃんの場合

次は、体重が10kg以上あり、ベビーベットを使用できない赤ちゃん、またベビーベットに寝ているのが苦手で、大人が抱っこしていた方が良い!と言う赤ちゃんもこちらです。先程と同じ図で解説します。

[200席以上]の中〜大型機
出典:JAL公式HP 機内座席配置

ずばり、今回の条件で選ぶべき席は

オレンジ枠の後方3席続きの席です!
その中でも、窓側の3席が抑えられれば最高です◎

赤ちゃんは席を買う必要がないので2席のところの方が家族団欒で良いのでは?と思うかもしれませんが、それでも3席続きの席を狙うべきです!以下、後方窓側3席のメリット、デメリット、3席を狙う理由を解説。

✓メリット

  1. 後方は子供が多く、人目が気にならない/トイレが近い/CAさんの目が届きやすい
    ・これはベビーベットの時と同じ理由です。
  2. 隣が壁(窓)なので赤ちゃんが立っても安心
    ・つかまり立ちができる赤ちゃんだと、座席でも立ってしまいがちです。隣席の人に迷惑をかけたり、通路から落ちてしまう、なんてことが防げます。外の景色が見れることで気分転換にもなります。
  3. 泣いたらすぐに避難できる
    ・飛行機の一番後ろには、ほぼどの機体でも台所の役割を果たす『ギャレー』があります。ここは比較的広く設計されているので、サービスが落ち着き、CAさんが使用していない時には、赤ちゃんを抱き一時的に立ってあやすことが出来ます。(揺れている時などは別です)
  4. 2人で予約しても、隣が空席の可能性が高い
    ・空港で席を選択する時、ほとんどの航空会社では席のマップ上に、赤ちゃんのいる場所が表示されます。両親と赤ちゃん=2席の予約、お母さんorお父さんと赤ちゃん=1席予約になるわけですが、空席が多い便の場合、自分から好んで赤ちゃんの隣席を予約する人っていないですよね。なので、3席続きの席を予約しておけば、隣が空席の可能性がぐんと上がります。なので、もし赤ちゃんが寝てくれたら、空席に寝かせられて、お菓子やおもちゃなどすぐに取り出したい大きなバックも置いておくことができます◎
    ※ただし、満席の便は除きます。
  5. 帰り際、CAさんに荷物を手伝ってもらえる
    ・飛行機の最後方にもドアがあり、そこにCAさんが着席するのですが、空港に着陸後、赤ちゃんが寝ちゃって、荷物も沢山、そしてもしお父さんorお母さん一人しかいない時、飛行機を降りるだけでもとても大変ですよね。最後方にいるCAさんは、必ず全員が降機したことを確認するために、前の方まで来てくれます。その際、ドアサイドまで荷物を運んでもらえば、スムーズに降機をすることができます。

✓デメリット

  1. 入り口のドアから遠い
    ・大型機、かつ後方の席と言うことで、入り口からとても遠いです。赤ちゃんを抱っこして、重い荷物を持ちながら20mくらいは歩かなければなりません。降りる時も同じです。

[200席未満]小型機

[200席未満]小型機


次は、[200席未満]小型機の場合を解説します。
国内線では、主に地方空港、名古屋も160席前後の飛行機が運行しています。国際線では、中国や韓国など、2〜3時間の短距離路線に多いですね。
通路も狭く、他のお客さんとの距離も近いも小型機。なるべくストレスを溜めないように、座席選びは慎重になりたいところです。

[10kg未満]の赤ちゃんの場合

[200席未満]小型機
出典:ANA公式HP ボーイング737-800 (738)

次は、ANAの機内図をお借りして解説していきます。もうお分かりかと思いますが、10kg以下で、ベビーベットが使用できる赤ちゃんの場合は、5列目のABCHJKの席を予約すべきです。
しかし、ご覧の通り小型機なので、ベットを付けられる場所も2箇所しかありません。(航空会社、機種によって異なります。)

そしてこの席は、5列目で足元が広いというだけあって、車椅子を使用する方や、ご高齢の方にも大変人気の席!予約困難な席なんです。大型機と重複する箇所もありますが、メリット、デメリットも載せておきます。

✓メリット

  1. ベビーベットを使用できる
  2. オムツを替えられるトイレが近い
    ・小型機ではトイレが少ない分、全てにオムツ交換台が設置されていることが多いです。この図の場合は一番前にトイレがあるのですぐに使用可能です。
  3. 足元が広い
  4. ドアに近いので乗り降りが楽
    ・小型機では図のように、ベビーベットを使用できる席が前方にあることが多いです。この図では5列目なので、飛行機に乗って7歩ほどで席に着くので、荷物が多くても乗り降りが格段に楽になります。
  5. 飲み物/食べ物が早く貰える
    ・これは、便やその日の天気によって変わってきますが、普通席の一番前なので、大体どの便でも一番最初に飲み物、食べ物がサービスされます。最初に飲み物をもらってしまえば、席を立っている間にサービスが終わってしまう、という不安を防げます。また、食事のサービスがある国際線では、食べるのがゆっくりな赤ちゃんにも余裕をもって食べさせることができます。

✓デメリット

  1. とにかく競争率が高い
    ・先程も少し触れましたが、ここは小型機でも一番の人気席です!あとは、ご高齢で歩くのが困難な方や、怪我をされている方などは、優先的に前方の足元が広い席に案内されることがあります。乗り継ぎがある方や忙しい会社員など、早めに降りたい方もこの席を選びがちです。
  2. 隣にお客さんがいることが多い
    ・1の理由から、後ろの方に空席があっても、前方を予約する方もいます。よって、1人か2人で予約をした場合でも、隣に誰かがいる可能性が高いです。

小型機では、もともとベビーベットを使用できる席がない飛行機もあります。ベビーベットを希望の際は、必ず航空会社に事前にお問い合わせください。

[10kg以上]の赤ちゃんの場合

条件は大型機と同じです。またANAの図を借りて解説していきます。

[200席未満]小型機

今回の快適に過ごせる席は、この2択です!

最後方から3、4列前の25列、26列目辺り
(少し前なのがポイント!)

と、大人一人赤ちゃん一人の場合は一番後ろ31列目HKも狙い目です。この2席のメリット、デメリットを分けて解説します。大型機と重複する部分もあるので、詳しい説明は上の説明をご覧ください。まずは、25列目、26列目の席から解説します。

✓メリット

  1. 比較的静か
    ・便によることろもありますが、『最後方から少し前』を選んだ一番のポイントはここにあります!飛行機の最後方には必ずと言っていいほど、トイレとギャレー(飛行機の台所)があります。ギャレーは床の作りが座席周りとは異なるので、足音が響きやすかったり、どうしても作業音が気になります。なので少し前の席がベスト◎
  2. 比較的揺れない
    ・飛行機は、中央の席(翼の近く)が一番揺れにくいとされています。乗り物酔いや、快適性アップのためにも大事なポイントですね。
  3. 後方は子供が多く、人目が気にならない/トイレが近い/CAさんの目が届きやすい
  4. 隣が壁(窓)なので赤ちゃんが立っても安心
  5. 泣いたらすぐに避難できる
  6. 2人で予約しても、隣が空席の可能性が高い
  7. 帰り際、CAさんに荷物を手伝ってもらえる

小型機の中央から後方にかけては、旅行など団体での予約が入ることもあり、お酒を飲んで盛り上がっていたりと、必ずしも静かとは言い切れません。

✓デメリット

  • 入り口のドアから遠い

次に、最後方31列目を解説しますね。

✓メリット

  1. 高確率で隣が空席
    ・大型機でも解説しましたが、わざわざ大人一人赤ちゃん一人の隣席を予約する変わり者はいません。空席が多い便であれば、航空会社で調整して、隣席を空席にしておくこともあります。※無論、満席を除きますが、、
  2. 隣が壁(窓)なので赤ちゃんが立っても安心
  3. 泣いたらすぐに避難できる
  4. 帰り際、CAさんに荷物を手伝ってもらえる

✓デメリット

  1. 音がうるさい
    ・上でも少し触れましたが、飛行機の最後方にはトイレとギャレーがあります。どうしても作業音や、足音、トイレの音が響いてしまいます。また、トイレが並ぶと、隣の通路に一定の時間人が立っている、ということもあります。
  2. 入り口のドアから遠い
  3. 揺れる
    ・飛行機は、バランスの関係で最後方の席が一番揺れます。特に小型機であればあるほど揺れは大きくなります。なので乗り物酔いの心配がある方は避けた方が良いです。

まとめ

最後に、記事を簡単に要約します。

まとめ

・赤ちゃんが概ね10kg以下であれば、一番快適に過ごせる席は、『ベビーベットが使用できる席』
・赤ちゃんが10kg以上、またはベットを嫌がる場合は『後ろの方の窓側、3席続きの席』を予約すべし


ざっくりですが、こんな感じです◎

赤ちゃんを連れての帰省、旅行は一筋縄ではいかず本当に大変だと思います。しかし、赤ちゃんのファーストフライトは、機内でお祝いして貰えたりと、両親にとっても素敵な思い出になること間違いなしです。

あと、何度も言いますが、飛行機に絶対はないです。
搭乗する直前で機材が変更になったり、揺れが酷くてベビーベットが使えなかったり、緊急事態が発生したり、、

ですが、事前に対策をして損はないですね。
是非、少しでも快適な席を予約して、快適で思い出に残るフライトにしてください。

ゆりか

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
最高の旅になりますように!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる